数日後、午後に差し掛かる時点で私がそれを貰ったという疑惑が
鼻水が出始める
しかし、この日のうちに少しづつ悪化 喉がむずがゆい
エヘン虫が3匹くらい喉に居る感じがする
熱を測ってみると、37.2℃ 微熱がある
まあ、こんなものはただの風邪である
私は体質が少々弱いらしく、よく風邪をひく 日常茶飯的な物だろう
が、今の時期・・・
それだけで済ませてはいけないのが面倒な所である
夜、あまり体力が無いことを自覚
いつもなら晩酌するのが楽しみなのだが、酒を飲みたいという気分にならない 早めに治そうと早めに就寝
午前1時に目が覚める 喉がおかしい
いや、息が出来ない 息を吸おうとしたら詰まる
ヤバい、このままでは死ぬ と一瞬思う
実は私は口呼吸防止のために口にテープを貼って寝ている
それを思い出してテープを外すと かなり楽に息ができた
鼻咽腔が渇いていたらしい、ビックリした
翌朝やはり喉が痛い 声がおかしい
普段なら気にも留めずに診療するのだが・・・
やはりこのような時期、しかもこの日は学校の検診に赴かなくてはいけない
が、こんな声で行ったら全校生徒先生が震えあがりそう
即座に診療を中止 大学の同期の病院を訪ねる
大したことはないが風邪症状 安心を買うと思ってPCR検査を受けたらどうだという事になり、病院を紹介される
同じような問診をいくつか受けて検査 やる事はインフルエンザの時と変わらないが、くしゃみをせずにこれを耐え抜くのはいつもながらきつい
しかし、本当にきついのはここから
検査結果が出るまでは、あまり人と接してはならない
既に翌日の予約が入ってしまっている・・・新患の患者さんもいる
電話をかけまくってキャンセル ご迷惑をおかけしました
翌日の午後にならないと結果が出ない 思ったより早いとも思ったが
新型コロナ対策には普通、いやそれよりも少しは気を使っていた
外出着はジャージにして帰ったら即脱いで洗濯 乾きやすくていい
目や口は触らない、念のため鼻クソもほじらないようにしていた
どうしてもやりたいときは、手術前のように手を洗って
便所は家の物以外は使用しない 家族にも徹底させた(学校ではしょうがないので例外)
晩飯の前に風呂 清潔にしてから食べる
上記くらいのことはしていたので、この検査も陰性だろうと思ってはいた
しかしながら、結果を待つまでのソワソワしたこと
まるで国家試験の発表を待っているような感じだった
いや、あの時よりも大丈夫な可能性は高かったと思うが
で、結果はやはり陰性
その日の3時過ぎからようやく日常を取り戻す
普通に仕事ができる幸せを実感
しかしアレだな・・・
どんなに警戒してたとしても一度家庭にウィルスが持ち込まれるとどうしようもない事も実感
家族に対しては感染防御をとらないし、これは責められない
改めて感染というモノの恐ろしさを実感しました