エリの歴史10 お友達？

色々な犬に合わせ、色々なところに連れて行き　エリはたくましくなった。

最近は初対面の犬にも鼻で挨拶できるくらいだ　レトリバーくらい大きいのは無理だが

あの臆病さはどこへやら・・・よしよし。

近所にエリを可愛がってくれる奥さんがいる、そしてその家にも犬がいるのだ。

ダックスフント♀のむけけちゃんだ。通称むけちゃん

初対面は良く覚えている 

ここ、富山県射水市の新興住宅地　ほたる野ヴィレッジは、まだまだ開発中である。空いてる土地も多いのだ。そこはいい空き地になっていて、草が生い茂り、犬の散歩にはとてもいい。

その日、エリを連れ出して散歩していた、遠くに件のむけちゃんが見える。

エリは楽しそうに空き地に入った。家を建てれば6軒分は建つであろう広い空き地だ。

むけちゃんがいち早くエリの存在に気付いた・・・・その瞬間、姿勢を低く　身体をシャープにかまえる・・・眼はエリを見据えている・・・これは・・・

狩猟体勢じゃん！　狩る気か？

エリを見てみると・・・

のんびりと草のにおいを嗅いでいる・・・ああ、あかんわともちゃん。緊張感のない犬め・・・？いや、ちがうぞ

生い茂った雑草が邪魔して低く構えたむけちゃんの姿が見えないのだ。（人間は立ってるので見える）これが、狩猟犬ダックスフントの本領か！

人類の英知とは、こんな凶悪な生物を創り出す事が可能だったというのか？

おおげさだがちょっとそう思った。

 

で、しばらくしてエリがむけちゃんと、むけちゃんのママに気付く、遅いわ。

むけちゃんのママにはいつも仲良くしてもらっていて、エリは相当なついている。そのママが連れている犬だ。エリは無条件にお友達と思ったのか？

もの凄い勢いと甘えた声でむけちゃんに遊んで攻撃

「ァア～～～ワゥンワゥン」

エリは声が高い、それがいつにも増して高くなってる　もはや超音波。

対するむけちゃんは

「ウーガウガウ！ガウガウ！」

誰が聞いてもおよそ友好的には聞こえないだろう声だ。

しかし、エリは甘えた声の遊んで攻撃をやめない、

なんかデカシリーのない犬になってきてないか？エリすけ

二人の攻防は暫く続いた、私とむけちゃんのママはリードをギリギリのところで引っ張り、接触させなかったが。　そのうち

むけちゃんはママに抱っこをせがんでいる。

エリのしつこい遊んで攻撃にヘキエキしたようだ。

勝った？う～んヘタすりゃ 狩られてるぞ、エリ。耳がけっこうでかいから時々ナキウサギにみえるし・・・・

 

その後、何度も会ってるが同じことの繰り返し・・・

でもいつの日か、仲良くなろうと思っている　エリなのでした。（今日のわんこ風）