動物虐待?
いや、ちょっとちがう。
彼らはただフツーに行動しただけなのだ。
各々の常識の下に。
これから話すことは 私の友人 関向君が実習中に語ってくれた・・・
実話である。
ウサギって飼ったことある?俺は飼ってたんだよ、小学校の頃 クラスで飼ってたのを年度末にもらってさ。
で、ある日遊んで帰ってきて夕飯食いながら ああ・・・食べ終わったらウサギのせわしなきゃな~って思ってたら 親父がさ・・・
「これ何の肉だ?」
っつったら バアちゃんが
「ああ・・裏のウサギ」っつて
俺、箸 カタッてそろえて置いて わ~ん
って泣いた。 クソババ~って感じだったけど
泣きながら ウサギって食えるんだ って思った。
親父笑ってたけどな。
というものであった。
トホホとゆー感じの笑い話で、実習の雰囲気は和やかになったものだった。
実はこの話には後日談がある。
その話を聞いて数年後、大学も6年の頃か、いや卒業後かは忘れてしまった。
彼には姉がいる。
当時、東京で暮らしていたそうだ。漫画家の柴田亜美と友達だそうだが、それはどうでもいい。
その姉が、帰省した際 飼っていたウサギを連れてきたのだそうだ。
彼はこう語った。
ねえちゃんのウサギ見てみんなハッとしたのよ。ほら、前に話したことあったろ、
「バアちゃん 変なこと言わなきゃいいがな・・・」
って思ったら、バアちゃん無神経に
「お?それ食べてもええんか?」っつて
基本的にウサギって食いモンだと思ってるらしいな.。
おねいちゃんとおバアちゃんは大喧嘩になったそうさね。
確かに日本の古い地域にはウサギを食べる風習が残っていたりするらしい。
むかし、4つ足の肉を食べることがご法度になった時、ウサギは鳥が進化したもの・・・とこじつけて獣の肉にありついた名残だとか。
私も、
食べた感想は、うま~い とゆー感じではなく、知らずに食べたらやはり
これ何の肉だ?といった感じだろう。
数年前、このおバアちゃんに会うことができた。
どんなワイルドなオババがでてくるか?
と、思ったが、面長で色白で品の良さそうな お婆様でした。
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