東北の知人たちの様子が少しずつ分かってきている
電話があったり、メールが来たり、あるいはフェースブックやメーリングリストなどでやり取りした結果を皆に知らせるものが現れたりしている
そして、ニュースで「被災地に立ちはだかる法の壁」なんてのもあった
法というのはそもそも、常識から生まれて常識下で行われるものである
非常事態下では、法は無力で不必要なもの
それを言い出すってことは少しは余裕が生まれている証拠なのかもしれない
が、話を聞くにつけ 常識とはるかにかけ離れてる所での生活を余儀なくされている模様である
岩手の医療の中枢である岩手医大 我が母校だが、入院患者の制限が始まったと聞く 沿岸とは遠いこの地も大変になろう
仙台の友人から電話があった 同業である彼は遺体の歯式をとる仕事を行っているらしい 遺体の身元の判定として歯式は必要になる
いずれ歯科医師の出番は来るだろうと思っていた事が既に行われていた
しかも、灯油も無く寒い中で行っているせいだろう 風邪をひいていた
電話口で鼻声なのが判った
そして、同級生の噂も聞く 開業したばかりの医院が津波で破壊されたという
開業した時の喜びは今も忘れない 自分の城 建てたばかりのそれが被害にあったのである 悲しみは計り知れないが、今は無事を喜びたい
福島の先輩は医院の貯水槽が底をつき、診療が出来ないと、金曜日に言っておられた いまは復旧していると思うが、飯も困るだろうと思い 念のためにイオンで福島にますの寿司は送れるか?と聞いてみたところ
10日は見て欲しいので生ものはダメと言われる
考えてみたら当たり前だ、今は個人が軽率に動くべきではないと深く反省
同じく福島の友達 こちらは3歳の子供2人連れのママである
会津若松の祖母の家で暫く過ごし、昨日 福島の家に帰ったと聞いた
水道水から放射線物質が・・・ということだった
ニュースで見ている限りは、身体に害のある濃度のものではないだろう
だが、3歳の我が子の食事と思えば不安になって当然だ
しかし、牛乳にしても3トンくらい飲まないと身体的な影響が無さそうな範囲
影響あるなんてゾウ並みに飲まないと・・・
報道も不安をあおるようなのはよせと、NHKあたりに言いたいものだ
で、個人的にアメリカあたりが特に放射能を怖がって異常反応を示しているが
あのクソ共が戦争で日本に対して何をしたかと思ったら、そういう反応見るにつけ怒りが込みあがって来る
兎も角も、東北の知人たち
必ず言う事が、ガソリン・灯油が無い って事である
福島の友達のメールでは いつ開店するとも判らないガソリンスタンドに数キロにわたって車が並んでいるという
沿岸から遠くてもそんな状態 被災地のエネルギー不足はおそらく想像を絶するくらい深刻なものだろう
まだまだ、先は見えていない
この記事にトラックバックする