あこがれの味

9月某日　敬老の日にバアちゃんに何かあげたいとヨメが言うので富山市のデパートに赴く

富山市のデパートと言えば最近はダイワだけになってるのだが

昔の方が西部とかもあって良かったよな～と思う

デパートうろつくが、コンセプト何も決めずに行くので本屋うろついた後、我々の好きなものについ目が行く

結局のところウィンドウショッピング・・・と言えば聞こえはいいが

要するに見て帰るだけとか言うそんな・・・

 

だが、折角二人で富山に来たのだからと他の店にも立ち寄る

家建てる時や結婚の時にも世話になった家具屋に行ってバアちゃんに買うモノ決定　盆栽・・・っていうのとはちょっと違うが、面白い植物

敬老の日まで持てばいいのだが

 

そうしているうちに昼飯時　ここで私の我儘がさく裂

富山市にある電気ビルって古～いビル

ここのレストランに創業当時から変わっていないオムライスがあって結構有名なのであるが

カレーライスとオムライスに目が無い私

こんなチャンスは滅多にないので是非オムライス食べたいと駄々をこねる

 

で、結局行く事に

行ってみると「今日はレストランやってたっけ？」

と守衛のおじさんが呑気な事言っていた

まあ、やってたからいいけどな

 

しかし流石に県庁と並ぶ昭和初期の建物である　中が素敵だ

天井も低いのは昔の建物だったんだなぁという感じ

レトロなものものしさを少し感じさせる

 

レストランに案内してくれたボーイのような人が説明してくれたが

昔のままの作りで、この部屋は富山出身の女優　柴田理恵様がいらした時にカレーを食べておられたお部屋ですとかなんとか・・・

その部屋がレストランらしい

昔、爺さんの弟が北陸電力の会長してたが、親父はバアちゃんはその時に連れて来て貰ったとか・・・レストランが当時としてはえらくハイカラだった事を聞いていた

 

で、ここの目玉のオムライスは、当時と同じ味で作ってあるらしい

ハムとチキンの2種類があり私はチキン、ヨメはハムのを注文

で、出てきたオムライスのまあ綺麗な事

見た眼から期待させてくれる　オムライスってまず見た眼の綺麗さだよな

 

肝心の味・・・

もう最高、こないだ食ったうわさのオムライスなんてどーでもいい感じである

卵の厚みが絶妙ですげーフワフワ

ライスも薄味でデミグラスソースとのハーモニーが完璧

ヨメと味見の交換するのも忘れて食べてしまいました

 

でも、当時の味って事はどういうことか？

開設当時は電気ビルは帝国ホテルからサービスの指導を受けていたとかいう

帝国ホテル仕込みの味なのか？　よく知らんけど

次はカレー食いに行こうと思います