織田信長
彼は日本で最初に地動説(地球が丸いことだったか?どっちでもいい。)を理解した人と言われている。
ほんとだろうか?
日本人の歴史観の悪いところは、欧米と日本、この二つでしか世界を見ていないことだという作家がいる。世界で最初の食事処いわゆるレストランは江戸時代に日本に登場した。
などど平気で書くようなプロの作家がいる事を嘆いていたりする。
中国には遠く唐の時代にはすでにあったっちゅーの、少し本を読んでいれば我々でも知るところであるのに。
戦争などでヒドイ目に合い、生き残るために欧米のやり方を一生懸命取り入れようとした副作用か、欧米以外を軽視している感だ。
コロンブスの新大陸発見・・・これだってヨーロッパ人の感覚だろう。その大陸には遠い昔から人類は住んでいた。
バスコ・ダ・ガマを知っているだろうか、これは中学校の歴史で習った。1500年頃、大西洋から喜望峰を渡りインドに到着、大航海時代の先駆けになったような人である。
たしかにこれでヨーロッパが勢力を広げていったのだから歴史的には重要かもしれないが・・・
では鄭和を知っているか?と聞かれて即答できるだろうか?歴史でそんな人習ったか?記憶にない・・・少なくともバスコ・ダ・ガマのほうが有名だろう、
明の3代皇帝永楽帝に仕えた宦官で回教の人、と 私のような自称インテリでもない限り(笑うところ)スグには思い出せないだろう。
鄭和はバスコ・ダ・ガマより、90年も前に、8000トンの巨大船で世界を回った人だ、中国にキリン連れてきたらしい。ガマはせいぜい120トン程度の船だという。レベルがあまりにも違う。学校で教えている歴史がそもそも西洋に偏っているのではないか?
隋の時代に聖徳太子が煬帝に失礼な手紙を出したことは有名である。そこらへんの時代に三蔵法師がインドに行っている。アジアの国交は昔からかなり進んでいるようだ。
そのアジアを無視した歴史観で語ると、信長が地動説を理解できたことが、もの凄いように思われるのかもしれないが・・・実はそんな程度の事は、日本人は当の昔にわかっていたのではないか?西洋が進んでいるなどと思ってない私などは、そう思えてならない。
昔見たテレビ、陰陽の話だったか、何気に映った月食の説明を書いた絵
月を隠している影に「地影」と書かれていた。残念ながらそれがどんな番組か詳細は忘れたが・・・
竹取物語がある。
平安時代に書かれたとか言われる日本最古の物語、
「かぐやは月に帰らねばなりません。」
これは何を意味しているのだろうか。
星には人が住んでいる・・・・自分たちの居るところも月も星のひとつだという事を理解していないと出てこない発想ではないか?で、あるならば日本人は平安時代には、そのことに気付いていた・・・・のではなかろうか?
織田信長は天動説を初めて理解した日本人である・・・・
私の乏しい知識はこれを信じてくれない。
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